GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「…銀狼は死んだ人々を蘇られる力があると言っていた…簡単に言えば、ゾンビだと」



「ゾンビ?じゃあ~あの暴動化した連中は…ゾンビだと言うのか?銀狼様にはそんな秘めた力があったのか…」



「多分…1ヵ月もあれば…日本本土の人々をゾンビ化させるコトは可能だって…」




「…一刻も早く…何とかしなければ…ゾンビは増殖を続ける…」



「…知弥…頼む…俺は帝様にお願いして、自衛隊の協力を乞う。東京から一匹たりともゾンビを出してはならない」




「…滋弥…行くぞ!」



「兄上に命令されぬとも、俺は行きますよ」




小笠原さんは弟の滋弥君を伴って、部屋を出て行った。



「智成様…セラフは何処に?」






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