GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
マロンはどこかの会社の秘書をしてる噂が訊いたがまさか・・・『星凜堂』とは。



「いいから来い!!」



俺は凄い力で左手を掴まれて社用車の助手席に乗せられた。



多分、後部座席には社長が乗ってる思うが…カーテンに隠れてて後ろは見えない。


「…俺とは関わりたくないの?」



「当然だ…」


お喋りしながらもハンドルさばきは見事なマロン。



「花房に何の用だ?」


「言えば…処分するだろ??後ろには社長がいるし…言えない」


「花房を締めたら…分かるコトだ…まぁいい」


マロンは急に車を舗道に寄せて、扉を開けた。



「降りろ」








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