GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
捺はタイムオーバーで哲子さんに腕を引っ張られ、帰って行った。




「あ、あの…さっきのプロポーズは?」



「…昨日はセフレと言ったが…」



「私が桐生一族の人間だから…結婚するの?」



「ご名答…桐生さんとはこれからも仲良くやっていきたい…」



「尭耶さんはヤクザとも関係している…グレーの人間だと…哲也さんは言っていた」



「…別に俺は好きで…グレーなったワケじゃない…」



俺は栞の少し怯える仕草にそそられる。



「…俺が怖い?」


声をくぐもらせ、栞に問いかけた。
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