GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「ありがとう…甘い物が食べたいと思ってたの…」



「俺も食べたいと思っていた…」



「…夕食も作っておいたから…」



「夕食?へぇ~っ。じゃあ~先に君の夕食を頂くよ」


二人で廊下を歩く。


尭耶さんは着替えに自室へ。



私はキッチンに行って、ケーキの箱を冷蔵庫に入れて、コンロのハヤシライスの鍋を温め始める。




弾む鼓動が抑えられない…


愛するなと言われても…尭耶さんは素敵過ぎる。


それに彼は三郎さんに似ているーーー・・・







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