君の隣で夢みた未来
君の声≪side K≫
ちびちゃんと図書室で勉強をした帰り道、俺は一通のメールが来ていた事に気付いた。



【どうしたの?】



差出人は美咲さん。


たったその一言。


正直、俺はそのメールに頭の中はクエスチョンマークが点滅していた。


だけど、彼女が何故そのメールを送ってきたかはすぐに分かった。


理由は簡単だった。


昼休みに何気なく電話をしたから。


美咲さんは電話には出なくて、きっと何かあったんじゃないかと思ったんだろう。


俺はただ単に声が聴きたかっただけだった。


理由なんてなかった。



俺はそのメールに簡単に返信をした。



【どうもしてないよ。ただ電話してみただけ】



きっと彼女は今日もバイトだろうから短めに返信をした。




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