君の隣で夢みた未来
未来迷子≪side T≫
懐かしい夢を見た。



制服を着ている私。


ネクタイの色から見れば、2年前の私…。


肩から少し重い通学バッグを下げて、けだるく朝日の方に向かって歩いていた。


毎朝、憂鬱だった。


何の為に学校へ行くのか。


私に未来なんてあるのか。


胸の下まで伸びた限りなく金色に近い髪が太陽に照らされてとても痛々しかった。


瞼が少しだけ重い。


きっと泣いたのだろう。



あぁ…。


そうか。


きっと、あの時に流した涙の次の日のことだ。



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