横で眠る「あなた」【未完】
第128章
理先輩の横にいる女の子に何で焦っているんだろう?

私には、坂田さんがいるのに。

こんなに焦ったのは、かなり以前だった気がする。

なんか、変だな~。私。


そんな事を考えていたら、かなりボーッとしてたみたい。

明に「どうした? 具合悪い?」と聞かれた。

我に返り、「大丈夫。ちょっと、ボッとしてただけ。」と言った。

「ならいいけど。」と明は言った。

その後は、3人で楽しくご飯を食べた。


店の外に出ると、明が「彼女と約束あるから、俺行くわ。」
「理先輩、これ合鍵。」と言って、明の部屋の鍵を渡した。

私と理先輩は、その後お酒を飲みに行った。

「嫉妬した顔を見た。」と理先輩が言った。
「きみでも、嫉妬するんだと嬉しかった。」と続けた。

考えてみれば、出会ってすぐの頃は、理先輩の周りの女の子たちに嫉妬してたっけ、それが、嫉妬を感じなくなったのっていつの頃かな?

それが、今日久しぶりに、嫉妬した。

独占欲だろうか?
良く、わからない。

これ以上、考えながら飲んだら、悪酔いする。
もう、帰ろう。


理先輩が、家の前まで送ってくれた。

そして、私は初めて理先輩を、お茶に誘った。



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