牙龍−元姫−



「えーっと、アップルティーがいいな。あとアップルパイも」

「了解」





千秋がスラスラとと頼む物をレジのお姉さんに言っていく。レジの若いお姉さんは、そんな千秋に目がハート。メロメロだよ。





「先に座ってていいですよ。持って行きますから」

「うん。ありがとう」





千秋の意外に気が利いたりするところとか、レディファーストなところに女の子はやれるのか?凄く千秋はモテるもんね。



――――私はレジに千秋を残して空いているテーブルを探し始めた。少し疲れたし早く座りたい。













現在ドーナツ屋さんに来ている。ドーナツの有名なチェーン店だ。わたしは人に晒せるような顔じゃないから帰宅しようかと思ったけど、千秋がお腹空いたと言ったから此処に入る事にした。



そのため制服デートは一応続行中。私としては家でゆっくりしたいけど千秋には世話になった手前、小さな恩返しみたいなつもり。
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