結婚できるの?
運良く窓際のペア席に案内された。

二つの椅子が仲良く隣に並んでいて、真正面には夜景が広がってる。

千香は再び夜景の美しさに息を呑む。

限りなく黒に近い群青の空間に放たれた、無数の光の粒たち。

千香は言葉も忘れて、その光景に見惚れていた。


「千香さんは何を飲む?」

「あ、どうしようかな。智和さんは?」

「僕はバーボンにするよ」

「私はサッパリしたカクテルにします」
< 379 / 744 >

この作品をシェア

pagetop