結婚できるの?
亜里沙と自分とでは、考え方や価値観、行動力も違うのだ。

どちらが賢明とかではなく、ただ性格や生き方が違うだけ。

親友だった亜里沙と対峙し、千香はそんなふうに思っていた。


「帰ろう。今日は来てくれてありがとう。それから、結婚おめでとう」

「ありがとう」


二人はゆっくりと立ち上がる。

もう会う機会はないかもしれないと思いながら、亜里沙は伝票を持ってレジへと進んだ。
< 669 / 744 >

この作品をシェア

pagetop