史上最悪!?な常務と

「じゃあ、これ」

そう言いながら彼はスーツの胸ポケットから、
なにか小さなモノを取り出し、
アタシに向けて投げる。


「わっ!」

アタシは慌ててキャッチする。


手の中にあったのは。

なに?
鍵?



不思議そうな顔をしていると彼は言った。


「それ、俺のマンションの鍵。
来週、定例会で支社に行くからスケジュール合わせて迎えに来るように」













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