リアル猫の恩返し

高等部校舎



昇降口なぅ。

靴箱の陰に隠れて、廊下に誰もいないか確認する。

そして、こそこそしながら自分の教室がある階へ急ぐ。

幸い、誰にも会わずに教室から一番近いトイレに駆け込んだ。

「誰もいなくてよかったな。」

「うん。」

ここで朝読がおわるのをまつ。

ちなみに朝読とは、SHLの前の15分かんの読書タイムのこと。

朝読終わりのチャイムがなる。

さぁ。いやな一日がはじまった。
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