【短編】ヒミツの図書室~きみへの想いを













「神崎、か……?」



低いトーンの声。
3年前とは全く違う、その声と体格。

前よりも数段とがっちりしていた。
艶のある黒髪は、全然変わっていなかった。






「そうだよ!神崎まひろだよ……っ……神宮司っっ!」





思わず、神宮司の胸へと飛び込んでしまう。でも彼は、そんな私を自然に受け止めてくれた。


神宮司。
神宮司。

神宮司。


逢いたかった!

















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