お姫様のオオカミ
「あっあの…」

私は何が何だかわからなくてただただ慌てている。

「詩音は真面目なんだな」

「えっ?」

「気ぃ遣ってくれたんだろ?ありがとな」

そう言って私の頭をくしゃくしゃっと撫でる。
笑顔だけど、瞳の奥は哀しそうな目だった。
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