darkdream
別れ


『お母さん!!嫌だよ…どうして置いて逝っちゃうの!?私はこれからどうすれば良いの!?お母さん!!』


ある暗い冬の夜に私は道端で息絶えて冷たくなっている母を抱きしめて心の奥底で目の前にいる真っ黒なスーツを完璧に着こなした男を恨んでいた


「うるせぇガキだな…
お前の母ちゃんは心の病気で死んだんだよ!!諦めな。あと、俺らは殺してねぇぞ。女には暴力はしない主義だからな」

男はそう言ってるけど私はあんたたちは嫌い、長い間苦しめられたんだから…

「じゃあ、俺は行くぜ。あとな恨むなら俺らじゃなくて―――を恨みな。じゃあな…」


「あっ、まっ…」

聴こえなかった…


でも私は許してはいない…

一生許さない…



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