そんな彼女に惹かれて・・・。

思いがけない出逢い②～直樹との再会～

その頃、男性陣は、早々と三浦と待ち合わせしていた。その中で早かったのが出版関係の隼人、次に来たのが広告関係の直樹。今日はこの

メンバーでの合コンだった。

「三浦ー。遅れたー。ごめんなあ・・・。」

背が高い割りにこの細目スマイル。回りからはかなりの人気者。

「おお、隼人。俺も今来たから。あれ？直樹は？」

「少し遅れるって。さっきメール来たよ。」

「そっか・・・。何か悪いな、忙しいのに。」

「な～に言ってるの。んな事ないよ。合コンなんて久々よ。」

「そうなの？会社でやらないの？」

「なかなかね・・。うちの方も気の強い女の人が多くてさあ・・・。悪くは無いけどね・・・。」

「お互い同じようなもんだな（笑）」

「ああ。で？今日来る子はどんな子達なの？」

「えーとね、1人は俺の高校の同級生の玲奈、その友達の由梨ちゃんと愛海ちゃんかな。」

「へー・・。何か楽しみだなあ。」

「ああ、玲奈も良い子だしな。他も悪くないと思うよ。」

すると、遅れながら直樹が到着・・・。

「あ、直樹来たよ。」

「ごめん！！遅れた・・・。仕事が伸びてさ・・。」

「お疲れ。俺らも今さっき来たからさ。」

「そっか・・・。」

「直樹、今日の合コン三浦の友達の玲奈ちゃんと由梨ちゃんと愛海ちゃんて子が来るんだって。」

「へえ・・・。・・・愛海？まさかあの子じゃないよな。」

「直樹知り合いなの？」

「いや、多分違うだろ。」

そう、まさかあの愛海だとは思いもしなかった・・。

でも、そのまさかになるわけよ・・・。

世の中狭いもんだねえ・・・。