【短】180度のラブバトルⅠ -性格編-
「ふざけんじゃないわよ!アンタとつき合うなんてまっぴらごめん!!あり得ない!!アンタがここにいると予習出来そうにないから、私他の所行くわ!」


バサバサと教科書類を閉じ、勉強道具を持って扉に向かって突き進む。


少しだけ……ううん、かなりキスされた額が熱くなってたけど、無視してやった。


やめやめ!赤間の事は頭から追い出せ私!


ブルブルと頭を振って、扉に手をかけた時だった。



「――――ホレさせるよ」



赤間の自信満々な声が耳に届き、振り返る。


ヤツは教卓に寄りかかり、こちらを笑顔で見つめていた。
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