失恋はっぴーえんど


店内はほんのり暖まっていた。

凍えていた身体が
だんだん温かくなっていく。


___


「でね!?
 高橋君たらいきなり
 誘ってきてさぁ~ッ」


「ふぅん、そっか。」




どうしよう。
...つまらない。




できるだけ愛想笑いを浮かべるものの、
頬が自然と下がってくる。


この人と2人の食事は初めて。



...まさか自分の...その、
話をするとは...思ってなかった...。
< 15 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop