失恋はっぴーえんど


低い声で言うと、
腕の中の美緒がジタバタ
暴れだした。



「だめ!殺したりしたら!
 拓斗が警察に行くの嫌!」


...こいつは学校卒業しても
天然は卒業してないようだ。



「俺が警察行くことになったら
 美緒、一緒に来てよ。」


冗談...ですが。



「うっ..うん!
 どこまでも着いていく!」


「ぶふっ」

思わず吹き出す。
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