ようこそ片思い恋愛相談所へ!
月曜日、いつもの様に古本屋のガラス戸を押し中へ入る

ガラス戸がいつもりより重く感じる

すると今まで書斎で仕事をしていたのか瑞季さんが眠そうな顔で出てきた

「お、お、おはようございます。先週はお休みしてご迷惑おかけしました」

私を見るとホッとしたように微笑む瑞季さん

「もう体はいいのか?」

「はい。あとお見舞いまでいただいてありがとうございました…」

ぎこちないながらも何とかお礼を言う

「…アンタ、母親似だな。性格はアンタよりかなりぶっ飛んでたけどな」

と明るく笑いながら言うと二階へと上がっていった

お母さん…一体瑞季さんに何をいったんだろう。想像するのも恐ろしいよ

だけど良かった。緊張したけど何とかお礼も言えたし、それに瑞季さん笑ってた

いつも通りの瑞季さんだ

さてと、休んだ分しっかり仕事しよ。まずは古本屋の開店の準備しますか

私は勢い良く窓ガラスを開け初夏の空気を中へと入れた
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