隣の山田君
【 中学1年 山田光男 】

・山田君

『プルルルルルルルル…』


朝5時―


うちの電話が明朝から鳴り響いた。

私は夢と現実を

行ったり来たりしていた。


「もしもし?!」


痺れを切らした母が

少し怒り口調で電話に出た。
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