恋が生まれる瞬間
「…どうしよう…」


天井を見上げながら、思わず声に出してしまった。



「忘れたの?」




突然、頭の上から声がして、ヌゥーっと何かが目の前に現れた。




目の前の物に手を伸ばすと、教科書。
もちろん鳴瀬君のだ。



「えっ?」


「それ、使っていいよ。俺、保健室行くから」




そう言って席を立つ鳴瀬君。

えっ!ちょっと…
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