【続】私は彼氏がキライです!?
幸せのチケット



晴れて結婚を認めてもらえた私たちだけど、現実はそれに浸っていられる程のんびりしたものではなかった。



結婚式をするなら、私の会社関係は、お父さんの立場的なものもあってかなりの招待数が予想された。



家族や親しい人だけに来てもらえればいいって思っていたのに、そういう訳にはいかないみたい。



そうなると、式をする時期なんかもみんなの都合に合わせて決めていかなきゃならない。



「もう面倒臭い・・・」



せっかく天気もいいのに、アツの部屋で大量のブライダル雑誌やパンフレットと格闘する私と、ノートパソコンで検索を繰り返すアツ。



「やっぱり最低こんくらいはかかるぞ・・・」



見せられた金額に思わず白目剥いて倒れそうになった。



「あるわけないじゃん!!」



調べれば調べるほど、いろんなものにお金がかかる。



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