RUNA戦記Ⅳ~常若の国の秘密~
場違いな、レンガの柱の角を曲がると、青と金で模様が描かれた大きな扉があった。
グイーは、左右にある扉の、片方を開けた。
「行かれよ」
中は、真っ暗で、物音ひとつしない、正直に言えば不気味な場所だった。
『久しいな、人の娘(こ)よ…』
声がした方は、何故か明るくて、玉座があった。そこに大男が座っている。
巨人か?…否、巨人ではない。
巨人なら、ちゃんと耳があるだろう。
目の前の人物には、耳がなく、代わりにエラがある。