RUNA戦記Ⅳ~常若の国の秘密~













 竜の杖を握る右手に力がこもる。


「フン…竜の杖を手に入れたとはな」




 リュオンは、ニィと笑った。



 唇の端がめくれる。




「何の用で来たの?」








「朱雀の器で、アランに選ばれたお前は…伝説の子」





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