今も、これからもずっと。
疑問でいっぱいの頭のなかに、玲の明るい声が響いた。
「そーちょー!!だっ大丈夫ですか?」
「だっ大丈夫。」
「もうなにやってるんですか?みんな大騒ぎですよ?」
そりゃそうだ・・・。
「おい。総長ってどういうことだ。」
額を押さえながら優が体をおこす。
めがさめたみたいだよかった。
「そーちょーはそーちょーですよ。」
玲が優の質問に答える。
「だからなんの総長だ?まさか今更ヤンキーとかねえよな?」
図星をつかれて少し驚いた。
「そうよ。そうだけどあんたに関係ないでしょ?」
実際本当に関係ない。
「あっそう。おい澪!お前覚えとけよ!」
それだけ言い残して優は保健室からでていった。
