プレシャス・ラブ ♪
二章:忙しい心臓♪

─スミレ─

今日もエロ教師が家に来た。


どんなに『帰れ!』攻撃をしても、やめる気配は無い。


そろそろ、私も諦め始めてた。


相変わらず、私が騒ぐとキスをする…。


「スミレ、今日は大人しいじゃん?」


「別に…」

大人しくしているつもりは無い。

ただキスされないようにしてるだけ。



お母さんの前だと、『スミレさん』って呼ぶくせに、二人になると『スミレ』に変わる。


このエロ教師、二重人格だ!!



勉強中は、私の机に置いてある眼鏡。

これをかけると、飛び切りダサくなる。


パリパリの髪の毛に、眼鏡は、マジヤバイ。



「なんで眼鏡かけないの?」


私はいつも不思議だった。


勉強を教えてくれる時は、いつも眼鏡をかけない事。


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