プレシャス・ラブ ♪

─スミレ─

本屋に入ると、私とユタヤは参考書を探しに、
恵と一志クンは、恵のCDを探しに別行動になった。


チャラ男と恵…


チョット心配だけど、ユタヤの友達なら身元は割れてるし、恵が何処かに連れて行かれるって事はないよね?


ユタヤは、英語の参考書を棚から出して、ペラペラとページを捲り、棚に戻したり私に渡してきたり…。


「その中でどれが良いか選んで。」


エッ?


私は慌てて、渡された3冊の参考書のページを捲る。


どうやら参考書を選ぶ決定権は、私が持っているらしい。


私は、出来るだけ見やすい参考書を選んだ。


「これがいいかなぁ??」



「却下!」


エッ!!


「答えの解説が、こっちの方が親切だ。」


はぁ…↓↓↓


やっぱり、決定権はユタヤにあるらしい…。



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