ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「バカ。
心優」


五十嵐くんは、クッとのどの奥を鳴らして……。


それから、あたしの頬にそっと触れた。


「んな目で、男を無邪気に煽ってんじゃねぇよ」


「……え?」


「おまえとの約束、守れなくなるだろ」


そんなことを、苦しそうな顔で言う五十嵐くん。


「……えっと……」
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