ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
やっぱり、ここ……。


高さが……けっこう……高いんだ。


そう思ったら……。


「飛ぶの……。
怖いよ……」


足がすくんで……それから、震えた。


もちろん、さっきまで、ここから飛ぶことを考えてた。


今でも、下では……。


「心優っ!!
どうした!?
早く飛べっ!!」


五十嵐くんが手を広げて、あたしを待っていてくれる。
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