先輩と後輩クン〜貴方わどっちを選ぶ?〜【完】
「木葉ー。帰ろー」



後ろから声が聞こえた。



この声は秀太先輩だ。



「あっ、うん」



あたしは椅子から立ち上がった。



あれ?



まだ帰る支度してなかった?


あたしは急いで机から持ち帰るものを取り出した。



「まだ支度してなかったのー?」



秀太先輩はくすくす笑いながら言った。



やばい、三田村君のことで頭がいっぱいだった。



「ごめんねー」



ってなんであたし三田村君のこと考えてだろ?






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