先輩と後輩クン〜貴方わどっちを選ぶ?〜【完】
と、そこへ…


「えっ?もしかして木葉先輩?」



後ろから声が聞こえた。



えっ?



この声は…



あたしは後ろを振り返った。



「やっぱり、木葉先輩だ!(笑)どおしたんですか!?」



やっぱりいたのは三田村君だった。



「こんなとこでどうしたの!?」



「先輩こそどおしたの!?」



三田村君があたしの所に近づいて来た。



「あたしは…はぐれちゃったの。三田村君わ?」



その時、



ぎゅっ、


三田村君を誰かが抱き締めた。



「ちょっとぉ、いきなり走らないでよぉ。敦美びっくりしたあぁぁ」


敦美と呼ばれた女の子が顔を出した。



ズキッ…



何だろう…この感じ。



胸が苦しい…。




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