あなたのぬくもり

「出てきてくれてありがと。今日あんまり話せんかったから来た。」

「ごめん…人見知りで。」

私はおどおどしながら言うと浩くんは言った。

「あんま、怖がらんで。俺普通に話したいだけだし」

「う、うん。」

浩くんは165センチくらいで、顔はまあまあイケメンだった。

体格も細マッチョみたいな感じだった。

腕には小さなよくわからない刺青が入っていた。

私は、信じていい人か分からなくて戸惑っていた。

でも誰かにすがらなきゃ自分が壊れてしまう気がしていた。

「彼氏とかおらんの?」

「いないよ…。」

「俺もおらんに。」

「そうなんだ。」

「何かメールで話してた雰囲気と違う。」
「あ、ごめん。メールだと話しやすいから…」

「別にいいよ。そのうち慣れてね?」

「頑張る…」