サッカー部の君へ
ー放課後ー

「よし、全国大会に向けてガンバろ」

羽南が、部室へ歩いている途中でつぶやいた。

ーーーー「ドンッ」----

「きゃっ」つい声が出てしまった。

羽南が持ってた楽譜も飛んでしまった・・・

「すいません」と、言っていたのは中嶋くん。

「あっ、こちらこそすいません」

「はい、楽譜」と言った表情がなにより素敵だった。

「おっと、見とれている場合ではないww」

我ながら恥ずかしかった・・・

「ありがとうございます」

「じゃあね。部活頑張って!」

「はい」と、言う前に中嶋くんは走り出していた。

「あの人、かっこよかったなあ・・・」と、つい声に

出てしまった・・・

「はっ、急がなきゃ遅刻するよお」と、つぶやきながら

階段を駆けのぼった。










































































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