お隣注意報


ピロリ~ン

「英理かな?」

ケータイを開くと胸が高鳴った。

「…長原さん…?」

なんのようだろ。


_______________


ごめん。

オレのこと忘れて。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

…え?

なんで、なんで急に?

_______________


なんでですか?


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

それしか返す言葉がなかった。

だって、今まで私のこと好きっていってくれてたのに。

どうして急に?

ピロリ~ン

メールを見るのが怖かった。

_______________


ごめん。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

意味、分かんないし。

気が付けば足はげんかんに向かっていた。

付き合ってもないのに。

こういうのを重いってゆーのかな。

まさかパーマンのいってたこと、本当だったの?

私、自惚れてた?

でもでも工藤さんが好きって言われたもん。

理由はどうあれ、決めたのは長原さんだ。

最後に私の思いを伝えて終わりにしよう。

失恋って、辛いな。


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