笑う門にはオレ様がきた!!
「お前さ、ひでぇ顔だな。」


社長室で最終確認をしていると
突然、師匠が私の顔を覗き込んで言う。


「ひ、ひどいですか?」


「あぁ、ひどいな。」


と呆れたように言うと
師匠は私の手を取り
自分の胸へと引き寄せる。


「し、師匠?」


私が顔を見上げると
師匠の顔が近づいてキスされた。


いくら社長室に二人だからといって


ここオフィスなのに…


だけどそんな事すぐに
気にならなくなるくらい優しいキス。


師匠の唇が離れる。


「よしっ!おまじない終わり!
続きはプレゼンが成功してからな。」


いつもの様に私の頭を
くしゃくしゃっとする。


し、師匠…
私がガチガチに緊張してるから


会社では
滅多にこんなことしないのに…。


私は笑顔で返事する。


「はいっ!」


師匠のおまじないキスで
緊張もほぐれ
私は漸く、落ち着くことが出来た。








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