笑う門にはオレ様がきた!!
次の瞬間、
グッと引き寄せられたかと思うと


あっと言う間に私は
師匠に組み敷かれていた。


私の両腕をそれぞれベッドに押さえつけ
私の体の上に股がる上半身裸の師匠。


私は余りにも急過ぎて
声を出すどころか
抵抗すらし忘れていた。


真剣な表情をした師匠が
私の顔にゆっくりと近づいてくる。


えっ?


なに?


やだっ。


キスされるっ?


思わず目をギュッと閉じる。


唇が微かに触れるか触れないかの距離で


「男の部屋にノコノコ入ってんじゃねーよ。」


と言うと、そのまま唇に
チュッと軽いキスをした。


「へっ?」


き、キスした?


「次はこれじゃ済まないからな
覚えとけ。」


そういうと私から離れて
師匠は部屋から出ていってしまった。





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