ロック部
「志音<シオン>、ごめん、今日部活休むね!」

そう声をかけてきたのは高2で同い年の親友の聆香<レイカ>。しっかり者で、バイトで休むときも必ず連絡する。うっかり者のあたしとは大違い…(笑)

「了解!じゃあまた明日ね!」

そういって体育館の屋根裏までギターを背負ってダッシュする。

「こんにちは!」

勢いよくドアを開ける。そこには見慣れたみんながいる

「志音先輩うるせぇ…(笑)

笑いをこらえる美少年、爽<ソウ>。後輩でドラマー。

「聆香は?バイト?」
「うん!先帰ったよー」
 
そっか、と言って微笑むちかげ。この子もドラマー。天使みたい。ちーちゃんって呼んでる!

「お前よくダッシュで来れるな。小学生か」

呆れ顔の仁<ジン>。ベーシストで私と中学が同じ! 

「仁、ニッパー持ってる?弦サビちゃったから変えたいんだけど」

この子もベースの保奈美!<ホナミ>美人さん。(笑)

「部長さんおさぼり?」
「え、志音…」
「気付いてねぇの?!」

保奈美と仁に驚かれていると

「お前が顔面にドアぶつけたんだろーがぁぁぁぁ!漫画かこれは!」
「小説だよ俊<シュン>ちゃん」
「それを言うな!現実に帰っちゃう奴いるだろ!」

幼なじみの俊ちゃん。ギタリスト!んで部長!

「ごめんね(笑)真治<シンジ>は帰ったの?」
「あぁ、いつものことだ」

真治はギタリスト。サボり魔なんだけどね…

あ、聆香もギター!

このメンバーでロック部は成り立ってます。

「お前が説明するな。部長の俺の仕事だ」
「え?テレパシー?俊ちゃん気持ち悪い」
「俊先輩キモいです」 
「志音、黙れ、爽、敬え俺を」

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