恋を知った


誰かが後ろからドアを開けた

教室にいた皆がこちらを見た

「やばっ…」

「今の…聞いてたかな」

何て聞こえた


「お前ら、悪口言うなんて最低だな」

そう言ったのは


「葛城…龍…」

あの男だった




「やっ…その…」

「……ごめん」

「「「ごめんなさい…」」」


皆、私に謝った

「……うん…」

「良かったな」

と笑顔で頭を撫でてきた




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