君一色
蒼side*
—————————————
たった今
手元に届いた封筒を見ながら固まってしまう。
余裕だと言ってみたりもしたが・・・
情けなくも、少し震える手で封を切ろうとすると
後ろから泣き叫ぶ声が聞こえた。
「うおーーーーっ!!!俺受かった!!マジで受かってる!!!」
人がまだ合格通知を見ていないにもかかわらず、奴は思いっきり俺に抱きついて来た。
「・・・」
「は?なんでそんなに冷たいんだよ。まさか・・・落ち「まだ見てねーんだっつの!」」
「なんだよ。」
と、心底つまらなそうに言う恭弥に腹がたった。