君一色
蒼side*
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「へぇ、来週文化祭なんだー!」
「はい。是非来てくださいね!」
近くの居酒屋に入った俺達は、教師になるための参考として
和音の学校での話を聞いたりしていた。
———と言っても、恭弥と和音が盛り上がっているだけで
俺は静かにそのやり取りを眺めているだけだが。
「なっ!蒼も行くよな?」
「え?あぁ、用事はないな。」
そう言った途端和音は嬉しそうに笑う。
「きっと二人が来たら皆騒ぎ出すんだろうな」
「えっ!?俺でも??俺でももてちゃうのかな!?」
「だって恭弥くんも充分かっこいいじゃないですか」