天神学園高等部の奇怪な面々30
優しい子だ。

自分だって、本当は男である事、レインボーガールに黙って同じ学校に入学した事、色々と悩みはあった筈。

それでも自分の事は二の次にして、ずっとレインボーガールの事を心配していた。

もしかしたら自分の秘密を知られて、レインボーガールに嫌われてしまうかもしれない。

それでもそんな事は顧みず、レインボーガールが天神学園の仲間に受け入れてもらえるか、その事だけを案じていたのだ。

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