二重人格な後輩




今は、リカと上崎くんと涼太くんとあたしで図書室で勉強してる。



もうすぐ期末テストだから、4人で猛勉強中。




「え、どこ?」


あたしは上崎くんの前に移動して、教科書を覗き込む。



「ここです。この……っておいっ!」




上崎くんが少し怒る。


あたしはポカーンとする。



だって。




「純、近いんだよ!」



「はぁ!?俺からじゃねーし」



「先輩の方から近づいたって言うのか?俺の彼女がそんなことするわけないだろ?」




いきなり涼太くんがあたしと上崎くんの目の前に、教科書を挿んできたから。






< 226 / 455 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop