二重人格な後輩
そんなことは、まぁどうでもよくて、こいつまたチビって言いやがったな。
もう手加減はしてやんねぇ。
みんな病院送りだな。
「へぇ~こいつが赤松涼太」
そう呟きながら、校舎の陰からやってきた金髪に鼻ピアスの男。
多分そいつがこの中の一番上だろう。
「さぁ、やろうぜ」
そいつが不気味な笑みを浮かべた。
すると俺の周りにいたやつらが、一斉に殴りかかってきた。
鉄の棒を持ったやつらも、中には何人かいる。
一人相手に何人がかりだよ。
まぁ何人来ても結果は変わらないけど。
いっきにケリをつけようとした時……。