生徒会長と甘い会議
なんとも言えない雰囲気のまま、あたし達はこの場を後にした。
そして外に出て庭に移動する。
そこには、もうバーベキューの用意がされていた。
もうお肉や野菜を焼いている。
「おーすっげー美味そう!」
「煙!!」
慎と香織ちゃんの反応が違いすぎて。
あたしは思わず声を出して笑ってしまう。
「何笑ってんのよ!早く食べましょう」
香織ちゃんがそう言って、あたしに割り箸を紙皿を渡してくれる。
紙皿の上にはもう、お肉やトウモロコシやカボチャなどが入っていた。
入れてくれたんだ。
「ありがとう!」
あたしはお礼を言って、近くの木が倒れているところに腰かけて、食べ始める。
隣には香織ちゃんと慎。