オオカミヤローに捕らわれて
一旦バッグを床に戻して、昇と目線を合わした。
「ごめんね昇…お姉ちゃん時々帰って来るから、それまでお父さんやお母さんやお兄ちゃんや他のお姉ちゃん達に遊んで貰ってね」
優しく頭を撫でると、まだ涙目ながらも私から離れる昇。
「昇、お兄ちゃん達がいっぱい遊んでやるからなーー」
「吹雪、嫌になったらいつでも帰って来ていいんだからね?」
「うん、ありがとう」
いつも優しい兄と姉に返すと、2人共笑ってくれた。
長男の只詩《ただし》お兄ちゃんは去年まで大学生で、今年社会人に。
お姉ちゃんは、心《こころ》と言います。
「ごめんね昇…お姉ちゃん時々帰って来るから、それまでお父さんやお母さんやお兄ちゃんや他のお姉ちゃん達に遊んで貰ってね」
優しく頭を撫でると、まだ涙目ながらも私から離れる昇。
「昇、お兄ちゃん達がいっぱい遊んでやるからなーー」
「吹雪、嫌になったらいつでも帰って来ていいんだからね?」
「うん、ありがとう」
いつも優しい兄と姉に返すと、2人共笑ってくれた。
長男の只詩《ただし》お兄ちゃんは去年まで大学生で、今年社会人に。
お姉ちゃんは、心《こころ》と言います。