オオカミヤローに捕らわれて
昨日家に帰った私は、早速メイドの事を両親に報告。
服にジュースかけたから弁償の代わりに……という事は伏せて、単に友達が大豪邸のメイドのアルバイトを紹介してくれたと誤魔化して。
父も母も怪しんでたし、『『成見財閥の社長の家!?』』と心配しまくってたけど、最後には承諾してくれた。
で、夜の内に荷物詰めて、今は成見さんが迎えに来てくれるのを待っている―――…というワケ。
「お姉ちゃん…さみしくなったら電話していい?」
玲美が不安そうに私に問いかける。
私の家族皆優しいから……私の事もこっちの事も心配なんだ。
服にジュースかけたから弁償の代わりに……という事は伏せて、単に友達が大豪邸のメイドのアルバイトを紹介してくれたと誤魔化して。
父も母も怪しんでたし、『『成見財閥の社長の家!?』』と心配しまくってたけど、最後には承諾してくれた。
で、夜の内に荷物詰めて、今は成見さんが迎えに来てくれるのを待っている―――…というワケ。
「お姉ちゃん…さみしくなったら電話していい?」
玲美が不安そうに私に問いかける。
私の家族皆優しいから……私の事もこっちの事も心配なんだ。