文目剣術部【壱】

「こっから!」と今出て来た所を指差しながら笑う笛吹を見ながら「そういう意味じゃなくて」と3人は同時に思った

「それで笛吹先輩何が忘れてないよななんですか?」

詠の質問に「そうそう!」と笛吹は思い出したように3人に懐中電灯を1つずつ渡した

「これってまさか…」

長水が懐中電灯をじっと見ながら冷や汗をかいた

詠と蔭平も予想出来たらしい

「そう!そのまさかだよお前ら…真夏の合宿って言ったら恒例のアレしかないだろ?」

笛吹は懐中電灯で顔を照らしながら「肝試しだ!」だと笑みを見せた

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