文目剣術部【壱】

「あ、こちらこそ初めまして…ってか何で俺の名前」

「何でだろうな?ははっ」

高笠は笑いながら詠と軽く握手した

「何々?楽しそうだな誰か来て…ってうおっ!あやちゃんじゃん!」

「久しぶりです笛吹東伍先輩」

《笛吹東伍(ウスイトウゴ)》と呼ばれる高笠と同じ3年で副将の男はやけに笑顔で華宮を見ている

だがすぐに視線は詠に向けられた

「…で?あんた見ない顔だけどまさかあやちゃんのボーイフレンドとかって言うんじゃ…「断じてそれは大きな誤解です!!」

詠は慌てて叫んだ



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