空白の未来。

「おいおい!おもっきし人事(笑)」


「ごめんごめん。だって出来ないしあたし」


「あはあはーうちもやったこともないが入りたいから入るぞ☆」


…明美恐るべし(笑)
やったこともないけどとか
尊敬します明美さん。


「てかよく知ってたね。ダンス部あるなんて」


「…もしかして愛梨はんダンス部あるの知らなかったのか?」


「…は、はい」


あたしは恐る恐る答えた。


すると明美があたしの両肩を掴み
ガンガンと縦横に振りながら


「あんたー!ダンス部はこのくそ進学校でのアイドル的存在なのよー!もう可愛いんだからー有名なんだからー!」


必死に熱弁された。
あたしは若干くらくらしながら
わかったわかったと明美をなだめた。



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